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【イケメン戦国】私と猫と

第5章 歌声 (裏:政宗、家康、信長)


「この胸の下にある線の跡はなんだ?」
「え…」

はっとしたように、扇を見ればおそらくブラジャーの跡を指している

「あ…私の時代では…下着という物があって、女性は胸にもつけてるんです」
「こんな跡が残るような物をつけるのか?」

怪訝そうな表情を浮かべる信長
湖は、この時代に来てからも着ていた下着を洗濯し、着れる際には身につけていたので、胸下にその薄らラインが残っていた
今日もつけていたのだが、確かにサイズが合っていないかもしれない…とふと頭をよぎった

「湖、今後それはつけることを禁ずる」
「…へ…?」
「此処にいる間、俺が貴様の主だ」
「え…ちょっと、待ってください…なんで信長様が決められるんですが…っ」

湖は、会話の意味について行けず考えていたうちに手がおり、今は体すべてが丸見えの状態だった

「俺の物が自分で傷跡をつけるのは許せん」
「傷じゃないです、ただの跡です」
「…貴様には、不釣り合いだ・・・気に食わん」
「っ…な、なにがですか?!私が何を着ても、私の自由ですっ」

(まだ言うか…)

トンと肩を軽く押せば、湖はバランスを崩し落ちた羽織の上に尻餅をついた

「っ信長さま?!」

ゆっくりと、その場にしゃがむと湖と目線を合わせ

「この肌に、この赤い線は邪魔だと言ったんだ」

指で湖の体についた跡をなぞる

「っんん…っ!」

湖は思い出したように、また体を隠し身を固くした

「…明かりが無くなったな…」

気づけば、月が雲に隠れあたりは暗くなり部屋の明かりのみ

(これでは、隅々までは見られんな…まあ、明かりの下へ連れて行けば別だが…)

信長は、扇で湖の顎を持ち上げると

「今宵は、これにて終いとする…次回は、その跡を消してこい。楽しませてやろう…」

ニヤリと笑うと、部屋へと戻っていく
湖は、急ぎ羽織を着真っ赤な顔で部屋を走り去った

(虐めがいのある女…光秀や政宗が好みそうだな…だが、人に渡すのも惜しい気はするか…)

次はどう遊ぼうかと、考える信長であった


★個人的に信長様は、手を出したら最後までやってしまいそうなのです
なので、今回はこんな感じで見るだけに(汗)
期待していた方、すみませんっ
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