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【イケメン戦国】私と猫と

第20章 私が猫で、猫が私 (裏:安土組全員)


上から退くと、丸まった湖の身体を自分の胡座の上にのせ抱き寄せる
だが、その胸に手を突っぱねようとする湖

「っ、だめ・・・」
「・・・なんで?」

行為を止め、ただ抱きしめただけ
それすらも拒否しようとする湖にさすがに家康の声も低くなる

「っ、ちが・・う、やじゃないの・・・よ、ご・・・」

語尾が小さく最後まで聞えない
湖も、聞えなかっただろうと思ったのか、彼の胸に手を突っぱねたままで

「っ、よごれ・・ちゃう・・・」

今度はそうはっきり聞えた

(何が・・・)

その声が届いた家康は、なんで湖が突然泣出したのか糸口を見つけた
そして、突っぱねられた手の関節を緩めると自分の方へと強くその肢体を抱きしめた

「あんた・・・何を気にしてるの・・・」
「っ、駄目だよ・・私、今・・・すごく濡れて・・着物、よごしちゃう・・・」

泣き声混じりの湖の言葉
その理由に、家康の返答は深いため息だ
頭上から聞える深いため息に、湖は身を固めた

「あのさ・・・いまさら何を泣いているのかと思えば・・・心配させないでくれない?」
「っ・・・え・・・」

陽の下で湖を抱いたことはほとんど無い
だからその明るさが湖を不安にさせたのだ
視覚で自分の身体の変化を見て湖は驚いたんだろう
普段から感じやすい湖ではあるが、今日の彼女は不要についた付属品のせいでさらに感度が上がっていた
愛撫の感じ方も、蜜液の溢れ方も普段より増している
確かに家康も、少しは驚いた
でも、よりいっそ・・・
そんな風に乱れているのは、自分が触れているからだ
そう強く自覚し、愛おしい存在に触れたくて堪らないのだ

「これ・・・のこと」

背中に回した手ではない、逆の手で湖の足を伝う蜜液を指で絡め彼女に見せれば、思った通り湖は真っ赤に染まって其処から目を背ける
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