第14章 化け猫と私【後日談】 (表:信長・秀吉 裏:他四名)
栗色の髪を一房手に持ち口づけを落とす
太ももから肩まで手を這わせれば、湖から吐息のような声が上がる
(この女と居ると判断に迷いが出る)
先の利を考え行動する光秀
今を見て、体が動く湖
安土城下で、謙信に捕らわれた湖
周辺を巻き込まないように秀吉達の来る時間を止めに入った頃には、組み敷かれ不釣り合いな傷を残した
そして、今回も・・・
廃墟に現れたのは、湖は得体の知れない男を連れていた
万一に備えて様子を見ていれば、湖は自分の足を刀で突いたのだ
僧に蹴り飛ばされた際には、湖の影に僧が居て銃口を定めることができなかった
早くに側に行ってやるべきだったか・・・
後悔は募る
(調子が狂うとは、こうゆう事をいうのだな)
だが、湖を突き放そうとは思わない
この温い思考は、光秀を知らず知らずに和ませるのだ
湖の体に不釣り合いな痕を指でなぞる
「ん・・・」
ふるっと、身を震わせ閉じたまぶたも少しだけ反応を見せる湖
「・・・真っ白だな、お前は」
小さく笑いを見せる光秀は寝衣を広げ湖の裸体を鑑賞したのち、その乳房に触れ始めた
やわやわと触れた後、湖の感じるであろう胸の頂をきゅっと摘まみ先端を舌で押し、チロチロと舐めはじめる
「あっ・・んん・・・っ」
腰が浮き、明らかに愛撫に反応し始める湖の身体に光秀は笑いを隠さない
触れていなかったもう片方の頂に唇を近づけると、そこを食べるかのように口に含みそのまま口内で転がしはじめれば、湖の声は上がってくる
「ひぁ・・、んんぁ」
甘い吐息
まだ起きなさそうな様子に光秀は、開いている手を薄い茂みに差し込みそこを軽く撫でた
「っふ・・・ん、」
くちゅ・・・
小さな水音
ぞわりと、腰を揺らす感触に湖の瞳が薄く開く
薄明るい部屋、銀色の髪
身体に響く甘い刺激に、意識がはっきりとしたと同時に、胸の頂が音を立てるかのように吸われ、そして一番感じる場所に差し込まれた指の腹で小さな豆を転がれ・・・
「ひ、あぁっや、んんっ?!」
口元に運んだ手で声を抑えて軽く達する
閉じた瞳に生理的な涙が溢れる
すると、それを舐め取るように舌を這わされ、湖は目を開いた