第14章 化け猫と私【後日談】 (表:信長・秀吉 裏:他四名)
「可愛すぎます・・・」
ビクビクと締め付ける湖の肩に口づけをし、三成は自身を引き抜く
「ひぁっ・・」
ず、とろんっ・・・
抜くと同時に生暖かい液体が止めどもなく溢れ、湖は三成に背を向けたままで丸まってしまう
(やだ・・・恥ずかしいぃ・・・)
「溢れていますね」
そんな湖とは対照的に、三成は月明かりに照らされるそれを見たまま其処に手を伸ばし蜜液を撫でる
「やっ・・」
それを感じた湖はぴくっと身を震わせた
クスリと笑った三成は、湖を自分と向かい合うように転がすと、その額に口づけを落とす
「湖様のこの姿・・・妖艶で、興奮します」
「っ・・・」
三成を見れば、彼は着物をきたまま
横になったので、多少の着崩れはあるもの
素肌を晒しているのは自分だけだった
(これ・・・)
「恥ずかしすぎるよ・・・」
「お仕置きだと言いましたよ」
真っ赤になって目をふせる湖に、にこにこと笑う三成
「本当はもう少し続けたいのですが・・・体に障るといけませんので」
脱がせた寝衣を肩に掛けようとすると、湖が三成の着物を引いた
湖を見れば、その潤んだ瞳から求めるものは手に取るようにわかった
(・・・困りましたね・・・)
要求に応えて抱きたくなるのをぐっと我慢し、三成は湖の寝衣を整えていく
「傷が・・・癒えてからにしましょう、湖様」
「っ・・・」
合わせた額
そこで呟かれた湖の言葉に、三成は一瞬固まり・・・そして、真っ赤になって湖を抱きしめた
『ちゃんと顔みてしたかったのに・・・三成くんの意地悪・・・でも・・・』