第14章 化け猫と私【後日談】 (表:信長・秀吉 裏:他四名)
(駄目だ・・・妹に見えなくなってきてるぞ・・)
「っ・・・たく・・・手の掛かる妹だな・・・送ってやる、いくぞ、湖」
「・・・う、うん」
湖の手を握ると、その手はいつもより少し体温が高いように思えた
自分の羽織を湖に掛けると、身体に負担を掛けないように優しく湖を抱き上げる
「あ、歩けるよ・・・」
「このままで・・・いいだろう」
秀吉の笑みに、湖は何も言えなくなった
秀吉は黙った湖を抱えて歩き出す
「・・・あの・・・肋骨痛めてるんじゃ・・・」
「だから、光秀が大げさなんだと言っただろう?」
「・・・うん・・・」
ようやく笑った湖
本当は少し痛むが、このくらい問題もない
湖の体温を感じている方が、ずっと落ち着くと秀吉は湖の部屋までそのまま送っていった
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秀吉さん編でした
ちょっとづつ、湖を意識してもらおうかと・・・
今、この夢内での二人の関係は・・・
湖→大好きなお兄ちゃん(本人好きな自覚なし)
秀吉さん→可愛い妹??(本人自覚有り)
って感じです