第12章 私を待っていた彼は(裏:安土組全員)
その後、1日
泣こうが、意識を飛ばそうが、休む暇もなく与えられる快楽に落とされた湖
目が覚めたときには、自分の部屋だった
「ここ…」
襖が開き、人が入ってくる
「家康」
「湖、目が覚めたんだ」
「私・・・何で寝てるの?」
家康が、額に手を当て熱を測る
「風邪を引いたんだ。秀吉さんが、俺の所に連れてきた・・・熱はもう無いね、痛いところとかある?」
「…風邪?ううん・・・平気。それより、いつ行くんだっけ?政宗と家康との遠出」
「・・・え?」
「楽しみだなぁ・・・久々に馬に乗って遠出!」
「・・・湖・・・」
すっと部屋に入ってくる男がその様子を見ていた
「あ、秀吉さん・・・どうしたの?」
秀吉の表情がさえない
「・・・秀吉さん、湖が・・・」
「解ってる」
湖の記憶が消えていた
家康と政宗と出かける直前程まで
光秀と秀吉の目的は達せられたのだった
*普段、私の書いている話は1話から各キャラクターの裏も含め、話が続いているんですが・・・
●政宗なら、以前の政宗の裏から続くように
●謙信さまなら、謙信さまの以前の裏の経緯を含めた裏話
そんな感じです
説明下手ですみません
でも、この■光秀(秀吉)編 『記憶削除』■については、これで終わりです
何処にも話を引き継ぎません