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観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第92章 九十二日目



明日で三カ月になる。
長いようで短かった。

ウリエは笑顔が少なくなった。
もちろんいい意味でだ。

悩んだり、困ったり、心配したりと様々な顔をするようになった。
それだけ心の中で感情が揺れ動いていると言う事なのだろう。

これからはそれを臆することなく表に出して言ってほしいと思っている。


ウリエは今日も一日ノートとペンを持って仔馬、ジークリットの所。
すっかり馬に慣れ、乗馬もまぁまぁ出来るようになってきている。
体力もついた。

そのおかげか、病的に真っ白だった肌は少しずつ健康的な色に焼けて来ている。
体つきもだいぶマシになった。
食事もたくさんとっているようで、身長が伸び始めたように思える。

年齢的にガキではない。
年相応になってくれれば俺はそれでいいと思う。

明日、仔馬とウリエの運動のために立体起動訓練に付き合わせよう。





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