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観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第43章 四十三日目



医務室に預けるのはやめた。

今日もハンジが来たので実験してみた。

「ウリエちゃん、何処がツライ?」
「…。」
「何か食べたい物はある?」
「いいえ。」
「お医者さんに自分の辛いところ言える?」
「…。」

この始末。
預けたところで俺がいちいち説明して、トラブルが起こった時に、こいつが自分で説明できなければ何の意味もないのだ。

そんなに高熱ではないにしろ、こう言う時ぐらいなんとかできないのかとイライラする。

鬱陶しい。

誰だ、こいつをこんな風にお人形にした奴は。
面倒なんだよ。

次の解決すべき点は「会話」だ。
自分自身の事を他人に話す事だ。

自分から!



今日一日仕方なくこまめに部屋に戻りながら仕事をした。






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