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観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第184章 出掛けた日




俺より早起きをしていた。
出掛ける前に、ジークリットと俺の馬グートルーンの世話をしに行ったのだろう。
支度を済ませて待っていると、慌てて戻ってきて支度をし、行きましょう!とはしゃぐ。

街へ出て、あれを見てこれを見て。
女の買い物はいつも長い。飽きる。
欲しいんなら買えばいい。何で悩む。意味が分からん。

昼食のために入ったレストラン。
席に着いた瞬間から、何かを話したくてうずうずするウリエ。
立体起動装置の話など聞きたくないから、メニューを広げて視線を遮る。
注文してからも、視線を外して、仏頂面で窓の外を見ているフリ。
話がしたくて仕方がないのが丸分かり。
食事が来て、食べ進めていると、思わずぱちりと目があった。

「リヴァイさん。聞いてくださいっ!」

半ば興奮したように切り出したウリエ、このテンションで「飛びたい」と言いだすのかと頭を抱えた矢先だった。




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