第178章 百七十八日目
仕事がひと段落したようだ。
夕食をゆっくり一緒に取る事が出来た。
しかし、奇行種の影響がかなりはっきり出ている。
食事中、馬の話しかしない。
自分の調教した馬の話か、最近のジークリットの話だ。
ただでさえジークリットの話はよく聞かされるというのに。
「ウリエ、お前明後日は休みだろう。」
「はい。」
「初めて貰った金で何か好きなものを買って見ないか?」
「はい!買って見たいです!」
その話を振ると、ウリエの頭の中は馬から明後日の休みに何を買うかに移る。
ガキだな。
明日一日ゆっくり考えろ。
寝るぞ。
・・・