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観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第124章 百二十四日目



ガキの様にわんわん大声で泣くウリエ。

「泣くなウリエ。」

そうか
俺がこいつを手放せない理由がわかった。

「お前がここを離れたいと思うまでここに居ろ。」

なぜ、俺がウリエを捨てないのか。
いつの間にか俺はウリエの事を愛おしいと思うようになっていたからだ。

今日でちょうど四ヶ月が経つ。

「ウリエを救ってくれ。」というエルヴィンの言葉を盾にして、ウリエの更生をしていたが、俺はいつからかこいつを愛おしいと思っていたのだろう。

こいつを買った理由も。
馬鹿の一つ覚えの様に一目ぼれだと?

馬鹿馬鹿しいと思ったが、俺がこんなめんどくさそうなお人形を買った理由として当てはまる物が無い。


……


言葉が出ない。

俺も寝る。




・・・
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