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万事屋よ永遠なれ・・・・私は存在し続けるけど? 銀魂

第7章 な、何してんだてめぇぇらぁぁぁ!?


「なんか、世界をぶっ潰すとか新八顔負けの中二前回の事言い出して、
カーネルサンダースに煙管くわえさせて
カーネルサンダー晋助の改造してる途中で、とっ捕まって」

「なにその改造!カーネルサンダ―晋助?
なんでカーネルばっかメッタ打ち!?どんだけ小さい世界壊してんの!?」

『…もう、銀時うるさい』

つっこみまくる銀時に、冷静な瑠維は呆れたようにつっこむ。
だが、そんなことでおさまる銀時ではなく、

「くそ、アイツなら何か知ってるかもと思ったのに!
何やってんの!?バカなの?死ぬの?ヅラァァァァァ!」

叫んだ銀時の声が届いたのか、
河原にひざまずく桂が、口に筆をくわえ、紙に器用に文字を書き始めた。

『あ!何か書きだした!』も

「ひょっとして、俺たちに何かを伝えようとしてるんじゃないのか」

銀時と瑠維は色めき立つ。

だが、銀時も瑠維も理解しているであろう、
桂が死ぬ間際に立派な遺言を残せるほどまともではない
と。

桂は地面に置いた紙に文字を書き終えると、その紙を口にくわえて顔をあげた。

そこには、

「ヅラじゃない桂だ」

と一言。

直後、河原に瞬間移動した銀時は、幕府の役人に申し出た。

「すいません、コイツの首、俺に斬らせて下さい」

その手にはもう斬首用の刀を持っている。

いつもは止めに入る、常識人の瑠維ですら、銀時を穏やかな表情で見守っていた。

「は!何だ貴様ぁ!」

役人が、驚きと怒りの入り混じった表情で怒るのを見て、

「ちょっとアンタ!何やってんの!」

慌てる神楽が銀時を羽交い絞めにして引きずっていく。

「っるせぇぇぇ!このバカだけは俺の手で首落とさねーと気がすまねぇ!」

『おっしゃる通りだと思われます』

神楽に引きずられながらも暴れる銀時。
悟りを開いたかのような穏やかな表情で見守る瑠維。

「落ちつけ。見苦しい。
諦めるのはまだ早い。まだ何か方法があるはずだ」

新八が言う。

『方法って言ってもねぇ…』

困った、と腕を組む瑠維を横目で見ながら、新八は神楽に顔を向ける。

「神楽、貴様確か将軍の妹とコネクションを持っていたな」

お、と銀時は顔を輝かせる。
そうだ、そのコネを使えば、じーさんを助ける事が―――
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