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万事屋よ永遠なれ・・・・私は存在し続けるけど? 銀魂

第7章 な、何してんだてめぇぇらぁぁぁ!?



銀時と瑠維を案内する神楽と新八は、橋の上で足を止めた。

大きな橋にも関わらず、人だかりが出来ていて、通り抜けるのもままならない。
集まった人たちはみな、橋の下にある河原を見ながら、何やら話をしていた。

『なに、この騒ぎ…』

呟く瑠維。
銀時も同じことを思っているはずだ。
そんな二人を導くように、神楽と新八は人だかりをかき分けて前へ出る。

河原では、役人が、捕縛した人間をひざまずかせていた。

公開処刑場―――

銀時は、パッと瑠維を見たが、
平気よ、と青ざめた顔で微笑まれる。

瑠維の両親は、幼い瑠維の目の前で、このようにして首を斬られたのだ。
未だにトラウマがあるであろう瑠維の髪を、銀時は撫でた。

瑠維の震えている手を、自分の手で包み込んだ銀時は、神楽に聞いた。

「おい、こんな所に源外のじーさんが来てるっつーのかよ。
それとも誰かの知り合いでもとっ捕まったってのか?」

神楽は答える代りに、橋の下を指差す。
処刑場を見に来た野次馬は、橋の上だけでなく河原にもおり、人垣が出来ている。

銀時はその人垣を注意深く探し、源外の姿を探す。

「そっちじゃない。こっち」

と、神楽は処刑場のほうを指差す。

老人が一人、捕縛され、役人に首を押さえられていた。

―――あれは…?

銀時が険しい目つきをした所へ、野次馬の声が流れてくる。

「…あれが将軍の首をとろうとカラクリクーデターを起こしたっていう極悪非道のマッドサイエンティスト…天下の大罪人、平賀源外か。
いよいよアイツも最後か。
これで少しは江戸も平和になるだろうよ」

処刑場にひざまずく源外を見ながら

「え…?ぐらさん、これは…?」

銀時が聞くと、

「源外のじーさんは五年前に逮捕されて、今日が処刑執行の日なのよ」

神楽のその、あまりにも無慈悲な返答に
銀時はもちろん、過去に怯えていた瑠維もあんぐりと口を開けていた。
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