万事屋よ永遠なれ・・・・私は存在し続けるけど? 銀魂
第7章 な、何してんだてめぇぇらぁぁぁ!?
『だけ』とはなんだ、とまたしても言い返そうとしたが、それもまたツッコミになってしまう。
なので、新八は代わりにこう言った。
「これ以上、俺の知らぬところで万事屋の名を汚されては困るからな。手は貸さんが、しかし貴様らが不快な真似をすれば、その首を刎ねることには助力してやる。いいか?貴様らの背後には、常に俺の木刀がつきつけられていることを忘れ―――」
途中で声が途切れる。
原因は、定春に踏みつぶされたからである。
新八を踏みつぶした定春は、銀時・・・もとい、珍さんを振り回している。
「定春、メッ!そんな得体の知れないオッサン食べたら白詛より怖い病気になるよ!股間がかゆくなるよ!」
本気で言った神楽に、
「人を性病のもとみてーに言うなクソアマ!」
『うっせぇ、元凶』
ツッコむ珍さんは血まみれ、その隣の光さんは、離れたところで珍さんを冷たい目で見ていた。
血まみれのチン●を見ているうちに新八は心配になり、
「しばらくここで待ってろ。薬局に用を思い出した」
「いや、伝染らないよ新八っさん!」
銀時が叫ぶ。
「血液感染も空気感染もしないから!ってお前そっちの知識を中二のままか!奥さんに手も出せてねぇのか!?」
言った銀時を瑠維がしばく。
「誰が中二―――おっと危ない。その手はくわんぞ。挑発すれば俺も性病に巻き込めると思ったか。それと妻には性病なんぞ無縁のものだ」
「性病に巻き込むって何?」
ワアワア騒ぐ新八と珍さん、瑠維は苛立ちを抑えるために、定春にもふもふしていた。
そんな三人を見て。神楽はぽそりと呟いた。
「アンタらが一番万事屋の名、汚してるっつーの」