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万事屋よ永遠なれ・・・・私は存在し続けるけど? 銀魂

第5章 いや・・・・・その名前は・・・・・



『え・・・・?・・・で、どうなったんですか?』

瑠維は恐る恐るといった感じで答えを催促する。

「結局上手くいっちゃって、そのままゴールイン。晴れて結婚ってわけだ」

『「・・・・・・・」』

今度の二人の反応は、無、だった。今度のは衝撃がでか過ぎて声にならなかったもあるが、銀時も瑠維も今までで一番顎を外しそうなくらい口を大きく開けていた。

「え?・・・・土方・・・さんとはどうなったんだ?」

なんとか思考を取り戻した銀時がそう尋ねた。瑠維は何も言えず、固まっている。

「そこが気にいってないんだよ、あの子は」

神楽の方をお登勢が見た。確かに不機嫌そうな顔をしている。

「記憶が消えたからって土方のことを瑠維は愛していたって、お前が二人の邪魔をしたんだって・・・・あの子言ってね。それから更に溝が深まったってわけだ」

瑠維の顔は半泣きだった。いやいやと首を振っている。そんな瑠維の頭を銀時が撫でてやる。

「まぁ、そんなこんなで、二人はバラバラに、万事屋FUMIYAと、万事屋TAKAMOKU営んでる始末さ」

「いや、大丈夫なのそれ!?万事屋暴露本とか出してないよねそれ!」

『・・・要するに後継者争いと、意見の決別ってわけですか・・・』

お登勢が煙を吹き上げる。

「銀時の代わりに江戸を護るのはどっちかっつってさ」

「あのー・・・・・」

その言葉に銀時は顔をひきつらせる。

「銀さん、江戸なんか護ってましたっけ?」

そんなつもりじゃ、あんまなかったんですけど俺・・・・・と、心の中で続ける。瑠維はそんな銀時に気付いたのか、口パクで、

『そんなことしてないよ、アンタ』

と露骨に嫌な顔で言って来る。

「なんか知らないけど、あのバカの意志を引き継ぐのは自分だって、二人とも譲らなくてさ。ああして、野郎の遺品持って、野郎の真似事してんのさ」
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