万事屋よ永遠なれ・・・・私は存在し続けるけど? 銀魂
第4章 え?何か・・・大きくなってない?
「あれが最近巷のゴロツキ狩りまくってるっつー何でも屋か!?」
一人が叫ぶと、周りは勝てるわけがない・・・・といった様子で尻込みする。が、
「バカ野郎、びびってる場合か!一人に怖気ついてんじゃねえ!全員でフクロにしちまェェ!」
アニキが発破をかける。そのタイミングで、ようやく二人の思考能力も復活した。そしてまず思ったのが・・・・
―――――よ・・・・・万事屋新八さんって、誰ェェェェ!(銀時、瑠維)
ということだった。
―――――ひょっとしてあれですか?俺の知ってる、人間をかけた眼鏡が五年でああなっちゃうと?(銀時)
―――――もう、眼鏡にかけられてるんじゃなくて、眼鏡かけこなしてるじゃん!(瑠維)
二人は内心つっこみつつ、チンピラ達と交戦中の眼鏡男をあらためて見つめたが・・・・・、
―――――いやいやいやいやいや!知らねぇ!あんなキャラ知らねぇ!あんな青学の柱知らねーよ俺は!(銀時)
―――――完全に本当の主人公食ってんじゃん!銀時も私もボロ負けじゃん!(瑠維)
二人の知るダメガネのツッコミ少年が、こんな男前で、流麗なアクションなんぞできるはずがない。
爆発音と爆風が巻き起こったのはその時だった。チンピラ達は悲鳴をあげて吹っ飛ぶ。
「なんだあああ!?」
泡を喰ったアニキの声に、
「雑魚相手に何モタついてるのよ」
クールな女の声が聞こえた。