万事屋よ永遠なれ・・・・私は存在し続けるけど? 銀魂
第4章 え?何か・・・大きくなってない?
「ハクソって・・・・・あっ、オタクらブサイクな面隠してんのかと思ったら、歯ぁ磨き忘れてたんすか?」
合点がいって、銀時はポンと手を打つと、
「歯糞じゃねえ!白詛だ!なめてんのか!」
アニキがブチ切れた。そのあと、チンピラたちは顔を見合わせて言った。
「マジかよコイツ。白詛も広まってねぇ、ど田舎からのおのぼりさんらしーぜ」
「道理でアホ面でうろついてるはずだ。―――オイ、ついでに着てるモンとその美人なねーちゃん置いていきな。お前には不釣り合いだろーが」
チンピラは瑠維の腕を掴んだ。
「あ、どーぞどーぞ。そいつすっごいじゃじゃ馬娘だから手がつけられなくて・・・・・」
『ああ?ふざけんなよクソ野郎!何見捨てようとしてんだぁ?』
瑠維はチンピラの手を振りほどき、銀時に飛び蹴りを食らわせた・・・・が、すんなり避けられてしまった。
チンピラはじりじりと近寄ってくる。銀時は木刀に、瑠維は再び刀に手をかけようとした。その時、
「やめておけ。」
その声はチンピラ達のものではなかった。
振り返ると、一人の男が歩み寄ってくる。笠をかぶり、革のコートを着た男だ。
その男が続ける。
「こんな星に物見遊山に来るとは、よっぽど度胸があるのか、よっぽどのうつけ者か。死にたくなければ帰れ」
新たな男の登場に、チンピラ達は身構える。
笠の男は続ける。
「田舎者だろうがゴロツキだろうが、これ以上この町を汚すことは俺が許さん。もっとも、白詛がマスクなんぞで防げるなどという迷信に踊らされているようでは、どちらが田舎者かしれたもんじゃないがな」
「なんだてめェェェ!」
アニキが怒鳴り、
「ナメタ口きいてんじゃねーぞ!」
別の奴も声を荒げた。