万事屋よ永遠なれ・・・・私は存在し続けるけど? 銀魂
第4章 え?何か・・・大きくなってない?
「まずは・・・・・源外様を・・・・・お捜しください。力になってくれるハズ・・・・・」
「オイ待て!俺をこんな時代に・・・しかも俺の事完全に見捨てる気満々の女と一緒に置いていくつもりか!」
『ちょっとぉ?その言い方はないんじゃない?』
銀時の髪の毛を鷲掴みにしながら瑠維は銀時に食ってかかる。が、それどころではない。
「銀時様、アナタは一人じゃありませんよ。必ずお傍で瑠維様が支えてくれるハズです。それに、確かに世界は変わり果ててしまったけれども・・・・。どんなに世界が・・・・時代が変わろうと、変わらぬものも・・・・ある」
時間泥棒の声が一段とか細くなった。
「きっとその手で、未来を・・・・」
そこで時間泥棒は力尽きた。ぐったりと体からは完全に力が抜けている。
「オイッ、しっかりしろ!オイッ!オイィィィ!」
銀時は激しく時間泥棒の体を揺さぶるが、微動だにしない。そんな様子を冷めた目で見つめるのは無論、瑠維だ。
『アンタのせいよね・・・コレ。どうすんのよ』
「さ・・・・・最悪だ。こんな性悪女と・・・」
銀時は時間泥棒の体を横たえさせると頭を抱えた。
「どーすんだコレェェェ!こんな未来にほっぽり出されていったいどうしろってんだ!時代は変わっても変わらないものがあるっつったって――――」
その時だった。
「オイオイ兄ちゃんにお姉ちゃん、道の真ん中で何やってんの?」
突然声が差し込まれた。
銀時はその声に顔を上げ、瑠維は刀に手をかけた。