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万事屋よ永遠なれ・・・・私は存在し続けるけど? 銀魂

第4章 え?何か・・・大きくなってない?



「おい、何とか言えって――――」

銀時が時間泥棒をさらに激しく揺さぶった時だった。時間泥棒の頭部のカメラが外れ、二人の足元に盛大な音を立てて落ちたのだった。

「あ!」
『げ!』

蒼ざめる銀時と瑠維の見ている前で、カメラは十mほど向こうまで転がった。しかも、運悪く通ったバイクに轢かれ、カメラは姿形もなく潰れてしまう。

「え・・・・?」
『ぬあっ!?』

二人が呆気にとられていると、時間泥棒の胴体部分から声が聞こえた。

「どうやら私の役目は・・・・・これまでのようです。」

「これまでって・・・・・えええええ!?ちょっと待てェェェ!」

『何やってんのよ!この白バカァァァァ!』

銀時は瑠維に頭を叩かれたが、無視をし、時間泥棒に食ってかかる。

「いや、役目って何!?今んとこ人を勝手にこんな所に連れてきて、勝手に壊れただけだけど!いやがらせしかしてないけど!」

「道案内は・・・・しました。あとは・・・・銀時様・・・・アナタ次第です。」

「俺次第って、ほぼ丸投げじゃねえか!ステーキ食いに行ったら牛一頭出てきたみたいな状況だよ!未来を変えるっていったいどうすりゃいいんだ!」

『つーか巻き込まれた私はどうなんのよ!?銀時とかどうでもいいからさ、私を元の世界に戻してよ!てかアンタが壊れたらどうしようもなくなるじゃない!』

「コレを額に・・・」

と、二人に向かって時間泥棒が指を差し出した。指先にはハナクソのような球体の物体二つ付いている。

「これは?」

「アナタ方は本来この時代に存在してはならない異物。この時代の者と接触すれば世界に何が起こるかわかりません。このハナク・・・・装置を額につけておけば、アナタ方と認識されることはありません。まったくの別人になれます」

『今ハナクソって言わなかった?女にハナクソ付ける気?』

「くれぐれも周囲の人に自分の素性を知られては、いけませんよ」

二人が見守る中、時間泥棒の声は力を失っていく。
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