HAIKYU! ! - Valentine 2.14 HQ
第4章 × 山口忠
2月14日
「あー!!服決まらない!!」
もうすぐ忠が迎えにくるのに?!
服が!決まらない!!
これ?いや、でもこっち?
うーん、でも、でもなー。
これかなー??
「真由ちゃんー?入るよー?」
げっ!忠!
「ってあれ、まだパジャマじゃん。」
「いやね、服決まらなくて!!」
「何それ?!なんでも大丈夫じゃない?」
「嫌なのー!!かわいい服で出かけたいじゃん!!」
忠にかわいいって思ってもらいたいもん!!
とは、言えない。
「真由ちゃんは何着てもかわいいから大丈夫だって。」
笑顔で言う忠にときめいた。
「わかった。」
「じゃあ、俺、リビングで待たせてもらうね。」
「うん。ごめんね。」
「大丈夫だよ!」
忠を待たせるわけにはいかない。
急いで服を着て、準備を済ませた。
「お待たせしました。」
「あはは。大丈夫だって。」
やっぱり笑顔。
「やっぱり。ちゃんとかわいいから大丈夫だよ。」
フォロー入れてくれるし
しかも、忠から言われたらすっごく嬉しい「かわいい」
「ありがとう。」
私の言葉にさらににっこり笑顔になった。
じゃあ、行こうか。
という忠とふたり並んで出発。