第11章 壁外調査

リヴァイがミカサと合流し、エレンを奪還することになった。
リヴァイが女型を裂き、ミカサが女型の注意をひくことにした。




ミカサが女型の足元近くに飛び、リヴァイは女型の後頭部の後ろで刃を構える。




女型が動き出そうとした直前だった。





女型の左足首の肉を何かが持って行ったのだ。


これには女型も気付かなかったらしく、バランスを崩した。
それを見逃さないリヴァイは、女型に流れるように攻撃を浴びせる。


腕から伝い、両目に刃を突き刺す。
次に、肩から身体、足に回転しながら刃を入れる。


あまりの速さに女型は対応できず、右手をうなじに添えたまま座り込んだ。




リヴァイは次々に攻撃をしかけ、遂に女型の右手がうなじから落ちた。




ミカサ「・・・！（今なら、うなじを削げる！！！）」





そんなミカサの行動に気付いたリヴァイ。



リヴァイ「！！よせ！！」



ミカサがうなじを削ごうと女型に近づく。が、女型の右腕がミカサに近づく。



ミカサ「！！」



だが、そのミカサを押し、リヴァイが間に割り込む。



リヴァイと女型の手の間に、何がが割り込み、リヴァイを女型の顔面へと押す。





リヴァイ「・・・！お前、リラか！！」



リヴァイはそのまま女型の口の肉を削ぐ。


女型の口が開き、中にはエレンがいた。





ミカサ「エレン！！！」


リヴァイはエレンを抱き抱え、枝に着地する。




リヴァイ「おい！ずらかるぞ。」

ミカサ「エレン・・・！」
リヴァイ「無事だ。生きてる。汚ねぇが・・・。もう奴には関わるな。この作戦の本質を見失うな。自分の欲求を満たす事のが大事なのか？お前の大切な友人だろう！」


そう言ってリヴァイは立体機動に移る。


ミカサ「違う・・・私は・・・！」





「ワォーーーンッ！！！」


と、リラが遠吠えをした。リヴァイがリラを見下ろすと、リラもリヴァイを見上げながら走っていた。





リヴァイはリラの元へと降り立つ。すると、リラはリヴァイに身体を擦り付けた後しゃがみこんだ。



リヴァイ「・・・乗れって事か。」





リヴァイが乗ると、リラは立ち上がって走り出した。