第17章 さようなら
5年の月日が過ぎた。
104期で、新兵だった人々は昇格していた。
「エレン、次の壁外調査は飛び出したりしない事。」
エレン「分かってるよミカサ!何度も言わなくていい!!」
ミカサ「エレンは、あの人の言う事しか聞かないから。」
エレン「うるさいなぁ・・・。アルミン、ミカサどうにかしてくれよ!」
アルミン「大丈夫。次の壁外調査は僕の班とエレンの班は隣だから。」
エレン「随分前に出て来るんだな・・アルミン。」
アルミン「そりゃ、班の位置は回してるからね。」
エレン「そういや・・・兵長は何処に?」
アルミン「・・・まだ来てないよ。」
「明日は壁外調査だな。」
「えぇ、そうね。・・・懐かしい?」
「・・・まだ2年しか経ってない。」
「・・・・もう2年も経ったんだ。リヴァイが兵士を引退して。」
リヴァイ「・・・お前が兵長と呼ばれているのも、もう2年か。ユリア。」
ユリア「・・・私の中の兵長はずっとリヴァイだから、あんまり反応が出来ないんだよねぇ。兵長!って呼ばれても私だと思えなくって!」
リヴァイ「・・・くたばるなよ。」
ユリア「・・・勿論。ちゃんとここに帰って来るわ。」
ユリアはバサッと調査兵団のマントを羽織る。
ユリア「だから、ここで待ってて。リヴァイ。ここが、私の戻って来る家だから。」
リヴァイ「・・・あぁ。」
END