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届かない空

第10章 準備







マーレ「コイツが俺の。」




マーレが正面に来た途端、マーレに頭を擦り付ける白馬。





アルミン「白馬・・・!珍しいですね!」
マーレ「名前はレオ。」
ミカサ「・・・メス?」
マーレ「いや、雄だが。」
ミカサ「そう。なら、いい。」
アルミン「随分懐いてますね・・・。昔からの馬なんですか?」
マーレ「いや、リヴァイ班に送られてきた馬でな。貴族からの献上品の一つらしい。けどこっちじゃ手懐けられた人がいないから、リヴァイ班の連中なら懐くんじゃないかと回って来たらしい。他の連中もだめだったらしいが。」
アルミン「じゃあ、マーレさんだけに懐いてるんですか?それもまた珍しいですね・・・。」
マーレ「らしいな。ユリアはまだいいみたいだ。乗せてはくれなかったと言っていたが・・。」
ミカサ「・・・なのに、いいの?」
マーレ「触ったり一緒に走り回るのはしてくれる。一緒に寝る事もしてたな。」
アルミン「ユリアさん・・・厩で寝たりするんですか・・・。」
マーレ「いや。連れ出して草原で。」
ミカサ「・・・ユリアらしい。」
マーレ「だよな。よっと・・・。」


ひょいっと乗ったマーレ。




マーレ「じゃあ二人とも。また明日。」
ミカサ「・・・またね。」
マーレ「あ、そうだ。アルミン。」
アルミン「??」
マーレ「敬語いらない。名前も呼び捨てでいい。」
アルミン「え、でも・・・。」
マーレ「いい。」
アルミン「・・・分かった。」
マーレ「また明日。」
アルミン「・・また、明日。」




そうアルミンが告げると、マーレは去って行った。






ミカサ「・・・マーレ、大丈夫そうでよかった。」
アルミン「そうだね。この調子で壁外調査も・・・。」






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