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届かない空

第2章 訓練兵










ユリア「なになに~?手助けー?」


マーレ「・・・そんなものかな。」



マーレの着地した先にはユリアが立っていた。







ユリア「アレだけじゃあ・・・あの子達のためにはならないよねぇ。」
マーレ「放っていたって、あの駐屯兵団が現実を突きつける。自分の力で助けられなかったのは彼に力がなかったからだと。」
ユリア「そうかもだけどさぁ。」
マーレ「お前の方があの子供達に寄ってるように感じるが?」
ユリア「そうかもね。あの子達気になる。多分兵士に志願するんじゃないかな。」
マーレ「・・・そうかもな。」







二人は刃を構えてどんどん飛ぶ。





ユリア「とりあえずこの騒動が収まったら会いに行こー。」

マーレ「賛成。」








彼らはまた巨人に向かって行く。






ユリア「どいつもこいつも役立たずだからどんどん巨人が増える一方だ、し!!」


ザクッとうなじを削ぎ落とすユリア。



マーレ「今まで壁を壊された事なんてなかったからだろ。」


ザックリと首ごと落とすマーレ。





ユリア「でもさぁ・・・壁を壊した巨人、会いたい。かしこいんでしょー?」
マーレ「・・・そうだな。俺も見てみたいもんだ。」





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