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届かない空

第5章 再戦











エレンが巨人化して、壁を塞いだ。





作戦が成功した事を信号弾で伝え、一度ウォール・ローゼまで戻ろうとするが、エレンの意識が戻らない。



アルミン「エレン!!エレン起きて・・・!!」








ズシーンッと、巨人の歩いてくる音が聞こえて振り向くと、入口から新たに2体の巨人。別の方からも音が聞こえてそちらを振り向けばニタリと笑う別の巨人3体がいた。




アルミン「・・・どう、したら・・!!」


ミカサ「アルミン!!エレン!!」




ミカサが飛んでくる。でも、間に合わない・・・っ!!





ザクッ!!ザクッ!!と斬る音が聞こえた。



恐る恐る顔を上げると、緑色のマントを羽織った男の人がいた。




緑色のマントには、自由の翼があった。




アルミン「・・・!調査兵団の・・・!!」

「・・・おいガキ・・・これはどういう事だ・・。」



くるりとこちらを向いた男性。別の巨人の存在に気付いた。




「チッ・・・。」




が、ザクザクッと音がして、3体の巨人は地面に崩れ落ちた。





「なぁんだ・・・もうあの大きな巨人いないじゃない・・あら?」

アルミン「・・・あ、なたは・・・!」




4年前から、会えなかった、憧れた人がいた。




アルミン「ユリアさん・・・!!」

ユリア「・・アルミンくん?・・・その子、エレンくん?久々だねぇ。」



ユリアはそう言うとアルミン達に近寄って来る。




ユリア「むー・・・アルミンくん先に屋根上に上がってて。エレンくん引っ張り出して私も上がるから。」

ミカサ「ユリア!!」

ユリア「わぁ!ミカサちゃん!?すっごい美人さんだね!!後でお話ししよっ!」
ミカサ「・・・わかった。」



アルミンとミカサは素直に屋根上に登った。





「・・・おい。」

ユリア「んー?・・・あ、えーと、調査兵団の人。」
リヴァイ「・・・リヴァイだ。お前、ユリア・キールか?」
ユリア「うん、そうだよー。・・・あ、抜けた。」




ズボッと巨人の身体からエレンを引き抜いたユリア。



ユリア「・・・またねぇ。」



ユリアはエレンの立体機動装置をつけて飛んだ。







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