第2章 訓練兵
ユリア「どうするー?」
マーレ達はエレン達を親元に返し、屋根上にいる。
マーレ「どうするも何も・・まずはこれだろ。」
ピラリと見せられた紙。
ユリア「・・・ゲッ。呼び出し状・・。」
マーレ「訓練兵団だ。別に困りはしない。」
ユリア「憲兵団の可能性は?」
マーレ「ないな。この印は憲兵団の連中には持ち出せない代物だ。」
二人は隠していた立体機動装置を装着し、壁を上る。
ユリア「んじゃ、ぶっとばそうか!」
マーレ「・・・あぁ、そうだな。」
教官1「・・・ユリア・キール。マーレ・キール。お前たちの先日の戦い、見事なものだった。」
教官2「マーレ・キール。討伐数およそ50。討伐補佐およそ20。ユリア・キール。討伐数およそ80。討伐補佐およそ20。・・・初陣とは思えぬ功績だ。」
マーレ「恐れいります。」
教官1「そこでだ。お前たちの功績と栄誉を称え、お前たちにはどの兵団に入るかの選択肢をやろう。訓練兵はまだ卒業の段階ではないが、随分人が減った。・・・明後日、解散式の予定だ。」
ユリア「・・・随分急、ですね。」
教官2「先日の件で多くの兵を失っているせいか、上からの通達だ。・・・お前たちはどこを選ぶ。」
教官3「内地で働く憲兵団か。壁の修理などを行う駐屯兵団か。危険な壁の外に出る調査兵団か。」
ユリア「決めれるらしいよ。」
マーレ「・・・答えはとっくに出てる。」
ユリア「だよねぇ。」
教官1「・・・では、その答えを述べよ。」
ユリア,マーレ「「どの兵団も入団を拒否する。」」