第15章 マーレ
ユリア「・・・リヴァイが、マーレの兄弟・・?」
ローナ「父親が一緒なのよ。何度調べても、同じ結果に辿り着いたわ。」
リヴァイ「・・・俺が、マーレの兄だと・・?」
ローナ「マーレから聞いた事はないでしょう?あの子も知らないでしょうから。・・・でも、その片鱗は何処かにあったはずよ。例えば、マーレを抑えたとか。」
エレン「・・・あ・・!」
エルヴィン「・・・思い当たる節があるのか?」
エレン「旧本部で、マーレさんが起きた時にハンジさんに驚いて暴れた時・・・兵長が宥めてました・・!」
ローナ「マーレはユリアが感情的な分、感情を殺す子だったわ。その反動かもしれないわね。・・・よく止めたわ。」
ユリア「・・・リヴァイも、何か感じたんじゃない?私よりも後に会ったマーレの事を先に呼び捨てで呼んでたもの。」
リヴァイ「・・・。」
ローナ「あの子を止めてあげて。」
リヴァイ「・・・どういう事だ?」
ローナ「今ここにマーレがいない。この事実は、凄く重いわ。・・・あの子が、ユリアから離れるなんて・・。」
アルミン「・・・ユリアさんから離れると、どうなるんですか・・?」
ローナ「分からないわ・・・。でも、何かを考えてるのは間違いないと思う。」
リヴァイ「・・・帰ったら様子を見よう。」
ローナ「ありがとう。・・・ユリア、怪我してるのに歩いたらダメでしょう。」
ユリア「・・・バレてた。」
エルヴィン「・・・やはりまだ治っていなかったか。」
ローナ「孫たちは、無茶ばかりするでしょうけど・・・宜しくお願いします。」
エルヴィン「・・・はい。」