第14章 作戦
エルヴィン団長含む調査兵団の人々、エレン・イェーガーの王都召喚は凍結され、アニ・レオンハートの身柄は調査兵団に委ねられた。
ユリア「・・・思ったより被害が少ないわね。半年もせずに直りそうだわ。」
エルヴィン「・・・そうか。それは良かった。」
ユリア「予算も思ったより低価格だし。やっぱり持つものは繋がりねー。」
リヴァイ「・・・ユリア。」
ユリア「・・・分かってるわよ。おばあさまの事でしょう?」
書類を纏めると、ユリアはスクリと立ち上がった。
ユリア「今から行くわよ。ルアンはここに置いていくけど・・・行きたい人いるかしら?」
スッ・・・と手があがった。
ミカサ「行きたい。」
アルミン「ぼ、僕も・・・!」
エルヴィン「・・・良ければ、同伴させて頂きたい。」
ユリア「・・・リヴァイは?」
リヴァイ「・・・行こう。」
ユリア「ハンジはルアンと留守番。エレンは?」
エレン「・・・行きます。」
ユリア「はい、決まり。馬用意して。すぐに出るわよ。あぁ、エレンはリラに乗るといいわ。揺れないから。」
ユリアはレオに乗って姿を見せた。
エレン「・・・!ユリアさん、乗せてもらえるようになったんですか!」
ユリア「・・・いい子、だからね。」
ユリアを先頭に、馬を走らせる調査兵団。
リヴァイ「何処にいるんだ?」
ユリア「シーナ内。王都の近くの丘の上よ。」
馬を走らせて約1時間。目的の場所に辿り着き、ユリア達は馬から降りた。
エルヴィン「・・・ここに住んでらっしゃるのかぃ?」
ユリア「おばあさまと使用人3人で暮らしてるわよ。少し小さいけどね。」
目の前には立派な豪邸があった。
ユリアの言う、少し小さいが他の人々には理解できなかった。