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届かない空

第14章 作戦









女型はエレンを振りほどき、壁を登り始めた。




ジャン「アイツ!壁を!!」


ハンジ「乗り越える気か!?」



アルミン「・・・!」





アルミンだけが、壁の上の存在に気付いた。










女型はどんどん上へと昇っていく。








「ねぇ、何処へ行くつもりなの?」



女型「・・・!」




「マーレを傷つけておいて・・・逃げきれるとでも思ったの?」





ミカサ「・・・!ユリア!!」





ユリアは女型の両手の指を切断し、顔面に降り立った。








ユリア「・・・堕ちて。」














女型は地面へ落ち、エレンがその上に跨る。女型の右腕と弾き飛ばし、うなじへと口を開く。








ハンジ「・・・まさか・・!中身ごと喰われる!!」

アルミン「エレン・・・!!」









エレンが口を開いて、うなじを裂いた。






ユリア「エレン!!!!やめなさい!!!」





そのユリアの声に、エレンは動かなくなった。






アルミン「・・・!」



ユリアは巨人化したエレンのうなじを削ぎ、エレンを引きずり出した。







ユリア「どいつもこいつも無茶ばっかり・・・!!」


























マーレ「・・・ん・・。」

アルミン「!マーレさん!!」


マーレが目を開くと、視界一面にアルミンの顔があった。



マーレ「・・アルミン・・・?」
アルミン「大丈夫ですかマーレさん!頭以外に怪我してるところありませんか・・・!?」
ジャン「アルミン、落ち着け。」
アルミン「ハッ)あ・・・すみません・・。」



マーレはゆっくりと起き上がり、状況を飲み込む。




マーレ「・・・女型は。」
アルミン「・・・あの、結晶の中に・・。」
マーレ「・・・そうか。」








次に、マーレはエレンを見る。血塗れのドレスを着たユリアがエレンを抱えているのが見えて、ホッと安心した。






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