• テキストサイズ

届かない空

第14章 作戦










マーレ「エレンッ!!俺は逃げたりしないから離せって・・・!!」





エレンは、女型の巨人に辿り着いて殴りかかった。マーレを掴んだまま、エレンは戦おうとしている。

このままじゃ、女型と闘うのに邪魔になる。



そう思ってマーレはエレンに声を掛ける。だが、エレンはそれに耳を傾けずに女型に向かう。








「マーレさん!?!?」


自分の名を呼ぶ声がして、マーレはそちらを向く。


マーレ「・・・!アルミン!!」
アルミン「何でマーレさんがここに・・・!!じゃなくて、早くそこから出て下さい!!!巻き込まれますよ!!!」




マーレもそうしたい所だが、自分を握っているのはエレンだ。今女型と対峙しているのに、片手を切り落とされてエレンが勝てるとは正直思っていない。




マーレ「・・・あぁ・・もう・・・!!」







女型が逃げて行き、エレンはそれを追いかけて走る。





マーレ「“拳を緩めろ”」



マーレがそうエレンに言うと、マーレを掴んでいる手の力が弱まった。その瞬間、マーレは飛び出し、女型の足首を切り裂く。




マーレ「エレン!!!」




エレンはハッとして、女型に飛び掛かる。マーレは屋根に登って状況を見極める。




ハンジ「マーレ!?何でここに・・・!?」

マーレ「あっちの方、まだ避難が終わってない。数人をあっちの避難誘導に回して。」
ハンジ「え?ちょ、マーレ!?」



マーレはそれだけを言うとエレン達の方へ飛んでいく。
マーレはそのまま、エレン達のすぐ近く家の屋根へと着地した。



直後、女型が足を振りかざしてエレンを蹴り飛ばし、マーレのいる家に叩き付けた。




アルミン「マーレさんっ!!!」







マーレは多くの瓦礫を前に、全てを避ける事が出来ずにぶつかり、気を失って地面へと落ちた。



マーレの頭からは血が流れだしていた。






エレンが動かなくなったのを見た女型は、マーレを掴んで壁へと走り出した。















しかし、エレンは左足、右腕がない状態で女型を追いかけて来て伸し掛かった。女型は地面に伏し、マーレはその際に地面へ叩き付けられた。








/ 124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp