第12章 熱気の中で ーーーーーーーホストナンバー5
がちゃ。
[何か···二人だとあまり怖さ感じないです。あの、··あ、ありがとうございます]
と頑張って伝えたが、前言撤回。
短パンを脱がそうとした美変態の手を華麗にスピンしてよけた。
[ある意味くくさんと一緒にいる方が恐怖感ありマスケド!]
とちょぴっと涙目で言った。
くくさんは何故か無言で、それに反比例?してソワソワする動きが大きくなる。
―ーまた暗闇だからって何かしようとしてるな?そうはさせん。
[はっ、ハッ、はっ、フッ···フフ、甘いnはっ!]
と忍者の如く鮮やかに変態の魔の手(美長足)からよけ続ける。
としている間にドアの前についてしまった。
ん?ついてしまった??恐ろしい、変態でも美男子だともっと··イヤ、モウチョットイッショニイタイ名残惜しいナ、ナ~。とちょっと、
いや結構思ってしまうぬぁんて·········!!
[く、くっくくくくさんつつつぎまじだマジサンキューですイヤありがとうございます永遠忘れませんんんっ···っ]
とめっちゃくくさんから目線反らして白目みたいになったところで、ドアノブに手をかけ、そそくさと中に入った。
ら、バタンッとドアを閉じた。[ふぅ~~。]
[jkいいいいい~~ッッッ!!!]
[!!!!!!!!!]
声出せない程驚いた。後ろを見ると、くくさん!!
[えっ··いっ··あっ、何で!?何でそそくさドア閉めたのに入ってこれ[マァマァ♪♪早くベッドベェェェッッッド!!!]
とまた背中をベッドへとグイグイ押すくくさんに、乙女(笑)の勘がピーンッ。
[いや、あのくくさんご退出願いますっス····?]
と言った瞬間、案の定、ドオオッッッ!!!
[っえくくさ···っ]
ギシィッ···ギシッ··。
[jkいいいいいッッッ[イヤイヤイヤイヤ想像した通りだけど!!]と言いながら、
くくさんにベッドに押し付けられた私は顔が破裂しそうな程血がかァーっとのぼりまくってる!!!!!
[ソンナ濡れた服じゃお風邪サン到来しちゃァァァうッッッ、ボクチンが脱がして温[えっ····待っ········]
と、変態でも美男子様々様々にベッドに押し付けられた事がこれまでの人生で無いのでもう衝撃に声が詰まって出せない。
なので心臓が過労死する程ドキドキ動く。
スルッ··