第11章 白スーツの女ホストと浮世離れした美男ホスト ーーーーー全員
[ぅぅぅッッッエエエエエエエエエエエエッッッ!!!]
子供のように同室同室言い続けるくくさんを無視し、隼人さんが言った。[じゃあ、山田はどんな部屋が良い?]
[えっ、そ、そんなどんな部屋が良い、とかそんなのないのでっ!!皆様が決めた後の残った部屋で] [遠慮しなくてもいいんだぞ山田ッッ!] [え、いい、いいよ葉太郎くん····!]
と、汗だくだくで拒否した。
だって、美男子様々様々方にワガママ言えないし本当にどの部屋も広そうだし。決めてって言われた方が困るくらい。
[そっそうかッッ···!] [山田が良いなら····菜太郎は?]
と、何故か菜太郎に希望の部屋を求める。あ、後に[僕この部屋嫌。]とか我がまま言って空気悪くならないようにしているのかな?だとしたら隼人さんちょっとスゴいなー
[僕は昨日倒れて寝ていた所で良い。]
何だ、そんなワガママじゃない。
[ボクちんはあああッッッ、[山田と同室って言うつもり?]
と言って隼人さんがくくさんの方を振り向くと、[もっちもっちボンっキュッぼーんッッッ!!!]と謎の擬音(ということにしておこう·····)でシャキッと起きたところを見て、
隼人さんは、
[葉太郎はどこが良い?]と華麗にスルー。
[オレは和室が良いッッ!!] [いいけど何で?] [畳って落ち着くし癒されるから良いんだよッッ、隼人!] [へぇ、でもあるかなぁ~?] その後少し話し合った結果。
5階に菜太郎の部屋。[ん?そういえばくくさん菜太郎5階まで運んだんですか!?] [遠ければ遠い程ウぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
4階に葉太郎くんの部屋(和室)。[よくあったなーッッ!!] [逆にその部屋しか和室無かったねー]
3階に私の部屋。[どの部屋も広くて良いですけれどこの部屋が一番良いーっ!][すみません、隼人さん3階譲ってもらって··][いいよ]
2階に隼人さんの部屋。[どの部屋も広いっ!]
1階にスウさんの部屋。[何故か誰も希望しなかった階···!すみませんスウさん[スウ、ここで大丈夫?部屋あるけれどホストに使っている所が大部分だし···]スウさんは頷く。
で、くくさんは、本人の希望で部屋無し。···。[おやすみなさい!]