第7章 双子の1番小さな林檎飴 ーーホストナンバー4
[や、やめて下さい···っ、こんなキレイなお姉さんに言われるなんて·····照れちゃいます···っ] キャァァァーーーッッッ!!!!
菜太郎だった。
キャアキャア言われ続ける悪魔野郎は、···それはもう私が最初会った天使みたいな、
美可愛い顔をもっと超超可愛らしく純粋で澄んだ大きい目にさせ、アヒル口を強調させていた。
仕草もいちいちあざとく、女性の心を激しく掴むものだった。(計算超高ッ)
知っていたけれど開いた口からヨダレまで出そうになる程塞がらなかった。
[ははっ、や、やっぱり菜太郎はスゴいね]
[え、エエエっっ?!?! あの女性の皆サン、騙されないで下さいねェーーーーーー!!!!! 隣にいるイケメン様様様様の方が魅力的ですよぉおおお!!!!!アイツ心の器もチビですよォッッ!!!]
と全力で大声を出したけど、···もうアイツの呪縛から逃れられなくなっている女性の皆サンの耳に入るハズも無くッッッッッッッ
[·········山田、]
急に呼ばれ、
[何ですか!??]
と言った瞬間、
[嬉しいっ、俺のこと菜太郎よりも魅力的って言ってくれ[オイッッッッ!! スウ、ちょっとは抵抗しろ!!]
隼斗さんの声が菜太郎くんの声によって遮られた。
[え?? スウさんっ!?] と慌てて周りを見渡すと、
[美しいお兄さん、あっあの握手良いですか!?]←jc(女子中学生)
[····························(コクリ)。] きゅっ。 キャァァァッッッ!!
[し、神秘的ですね···!! 拝ませて下さい!]←jk(女子高校生)
[····························(コクリ)。] キャァァァッッッ!!
[ああI want you···!!お、OKぃぃ?]←ho(変態なオジサン)
[····························(コク[イヤ断って下さい!!スウさん!!]
私はさすがに止めた。 へ、変態ジジィまで引き寄せるってスウさん·····やっぱスゴい! なんて言ってる場合じゃねぇ!!