第6章 ホストナンバー3がいない間の時 (一旦章休憩)
······?? 今、何て言った?
止まらない鼻血をタオルで押さえながら疑問に思った。
[う、えとつ、次ッッ!! お、オレだなッ!]
はっとして 隼人さん、いや異国の王子様様々から頂いた薔薇の花束をテーブルに置いた。
[こ、今夜はゆ、ゆっくりしてけよアアッ! そそそうダご指名ありがとうッッッ·······! ···ッッ、イヤイヤいんだよ、·····オレじゃなくて 菜太郎の方が目当てでも·····················································································ゴメンな····ッ、ださくて··········ッッごべん··································]
[かかッ、カットォォォォォォーーーー!!!]
なんか色々居たたまれなくなって、カットしてしまった。
[葉太郎、なんで後半自分でネガティブになってるのっ!!痛々しいよ! [痛ッッ(汗)····?!?いや、頑張ったヨっ!!ウン!!!]
気を使う私たちに しょんぼりと丸まった背を向けて、
(いやいや、ホントに超可愛いよッッ!!、けども!) 葉太郎君は黙ってしまった。 [ッ···!] その姿と言ったら··ッ、もうッ··!
[··っ···············、[カッコ悪いよ!! 葉太郎君ッッッ!!!!!]
少しポカンとした空気で、葉太郎君が振り向き、私は彼を見詰めた。
[あ、ああ······。]
[自分からそんな、何言われても無い弱気な事言ってるの!?
それでも男? ッ··仮に、あの悪魔野郎の方が良いって
言われたら···············!!]
葉太郎君の純粋で、つり上がって無い大きな瞳を見据える。
[奪うつもりでやりなさいよ·······················ッッ!!!!!!]
[ッッッッ·····!!!]
1秒後に我に帰る [あ、アレレッッ!!!? わ、私シシシ??]
スウさんが "キョトン"と私シシシを見ていた。