第5章 冷えた氷は最初水 ーーホストナンバー3
山田鈴はあからさまに悪魔を見る目をしていた。
だけど、ここで感付かれちゃ困る。
鈍くさいくせに、妙に考えるなよ。KY女め。
[菜太郎ッッッ! 不快指数とか言うなよ!!
空気悪くなったじゃねぇかッッ!!!]
······は? ウザ。 本当の事言って何が悪い。
実際にあの女だって露骨に悪魔を見る目をしたくせに。
僕は黙っていた。 これ以上うるさく言われると気分害すし。
ザ···· ザザザッ····
突然、ズキッッッと頭に雷が直撃したような衝撃が走る。
[あ··あああ·····!!] 来 るあ ああああ ああ aa a
しんぞうがにぎりつぶされるこきゅうなにしんぞうしんぞうしん
[おm·· eえ*· ··*エ ···kU* ··あ]
ざ·····
[ッッあっ····づぅ··ッん ん あああああ らあッらあくッッわあッららあッッッもぬひれあ あああ あああああ ··アッッ]
こ····の感じ····· がごぎゅぅ?
ずズキッッッッッッッッ
[いぁあああああッッッッ!!!!!!]
激痛が泪で濡れ過ぎた瞼をあけると、気付いたら どうやら僕は倒れたらしい。