第14章 夜のプリンセスの化身 ーーーーー全員
カラカラと氷の音がする。[あぁ~あ、疲れちゃった!]
あ··。私は、心の中がスワッとした。
[ねぇ、聞いてくれる?今日さ~[ほんっとムカつく!なんなの!?]
聞こえてくる女性客の本音。にではなく、本音を話して癒されている女性客の中、ショートカットのぼけっとした少し雰囲気の違う女性だった。
[飲む~~?!?!?[あ、いえお酒はちょっと··[リラックスリラックス
~!]
かわいい。
なんだろう。あの人。かわいい。童顔。かわいい。となんとなくキュンとしてたら、
ふワっ·····
[!!]ハッとした。
[また来るわ]
一瞬、私と目を合わせ、口元を緩め、綺麗な巻き髪をひるがえし、ヒールの音も規則正しくそれさえも綺麗な美女は去っていった。
夜の空気の冷たさに少し鳥肌が立ち、ドアが完全に閉まった後も、あの人の妙に甘い匂いが鼻をくすぐる。
心臓はドキドキバクバクしていた。
きききききき綺麗な人··!!!!!!!!
顔が熱い。興奮で胸が高鳴る。
嗚呼、美女い。美女いぃよおおおおおお!!!!
もうあんなっっくっ、男だったらたまらんはち切れんばかりのセクスィーボディーがあんな強調されててやや露出度が高い服の身体のラインの影っっっ··そして唇!元々色っぽい形しているのにさらにうる艶にして··!!
グウウウウアアアア!!!(発狂)
··どうしたらあんなに大きくて良さそうなお乳に育てられるのだろう。
私はチラッと自分の微乳を見る。
··いいなあ。
「ちょ、ちょっと?[あづあっ!もっも申し訳ございませんっ!!]
と全力でお客様に頭を下げる。
トゥほほ··。
トンッ··
[あっ[あッッ、すすまんッ!! ]
おお葉太郎君。··おぉ!!