第14章 夜のプリンセスの化身 ーーーーー全員
[は、ハイ!ナントカ!!]
とナゼかズビシッと敬礼してしまった。あ、恥ずい。ずいずい髄まるで隼人さんに会って張り切ってる奴っつうパターン。
[ねえ、やっぱり大丈夫っ?] [エ゛っ]引かれた?
[顔赤いよ?]
と私の顔を覗きこんだ。!!!がっ[ンハッ!!]
と隼人さんのイケ面からババハハッと離れたら、ドンッとぶつかった。[あ、すすすみません]
[J・k~~~ッッッ!!!熱治たの???まあいいやうつしてェェェッッッ[義ゃアアアアあああ!!!!あああ!!]
くくさんにぶつかったのか!必死にタコのように真っ赤になってくくさんのオデコを押して抵抗する!
[Jkちゅーーーッッッ]
[くくさん本当に止めて本当に当たる隼人さんはナゼ重いもの持ってくくさんの背中に確実に命中するようにしてんの!!]
ぐぬぅうう!!口をつき出した変なキス顔でさえ美しいんだこの人は!!!
距離感近い!!!
来た早々で美形にまだ慣れていないのに心臓に悪いわ!!!
[オイッッ!!]グイッ。[Oぅッッッ]
葉太郎くんがタコの口のくくさんの背中を引っ張っていた。
[あ、葉太郎くん!!ああありがとうございます!]
と涙目で敬語感謝!!と、その間にくくさんが私の腰(ギリギリ太もも)にギュッ。
うわああああ。蹴ったら喜ぶしあーあーあーどうすれば、と隼人さんが
[離れないと一生罵らないよ?]
と、ドMのくくさんならではの脅し方。腰重いし身動きとれないしちょっと頭がおかしくなりそうな空間。そして隼人さんのブラックなイケメンなお顔に興奮。くくさんは即答で、
[Jkに引きずられるの禁止したら今すぐJkの太ももに顔沈めるよ???]
[っっっっっっっっっっっっ!!!]
隼人さんは必死に無理無理無理と訴える私の顔を見て、ちょっとチッと舌打ちしたような顔。
そしてその隼人さんと私の拒絶するような様子にくくさんはニヤニヤハァハァ。くくさんって自分の思い通りに事を進めるの結構上手だよね!
[あれ、は、葉太郎くん?]
双子のもう1人の悪魔はどうでもいい。
[・・・]
ポカーンてしてる!カアイイ!!