第13章 熱出しプリンセス ―ー―ー―ホストナンバー4
[Jkぃいいいウィイイッッッ!!!]
[!!!!!!]
突如、空気が優しさに溶けていくような雰囲気の中、くくさん登場!!ギャアアアゲボッ、ぐふっ、ガハッ!!
[くくっ!]と私の部屋に飛び込みそうになったくくさんを誰かが羽交い締めする。[うぅんフフぅ~~ッッッ]
[くくは、これから山田の部屋立ち入り禁止だからっ!]
は、隼人さん··!ありがとうございます!!だけど、くくさんの抵抗力めっちゃ··!
[くく、]
と、またくくさんを呼ぶ声。[だめ。]
バシィッ![Ooぅぅぅぅッッッ!!!]
悪魔野郎がくくさんにムチを振るった。
オイオイくくさん確かにMだけどそんな結構本格的なの使うの!??
ちょ、やっぱり2人··!?くくさんの動きは弱まる。だが、
[Jkィィィィィィッッッ、]
また抵抗開始!スウさんはタオルを水に浸していた。ありがとうございます!!
[··くく、]
悪魔野郎が··なんかちょっとあり得ないモノを見たような顔になっていた。
もしかして嫉妬??と少し思ったが、
[いいから黙って来いよ]
悪魔顔に戻った。んんふぁ!
S!!
[ゥゥゥファィイイイイッッッ、ムムムー!!!]
と結構不満声を出して悪魔野郎にくくさんは付いていった。
スウさんはキョトンな雰囲気。だけれど手はずっと動いている。
[ふぅーっ、やっぱり菜太郎の力が無いとくくは動かないからなー···山田ごめんね、こんなに騒がしくして。静かに休みたいと思うのに]
[!っ、いえいえ···]
気遣いが嬉しい。
[葉太郎のところも行かないとっ、じゃあお大事にっ!]
と、スウさんの方を一瞬見て、隼人さんは私の方にいたわりの視線を送り静かにドアをぱたんっ··と閉めた。
シィーン。
静かになっちゃったな···。もうちょっと皆で居たかった··な。
··ゴホッ、と咳が出た。
はっ!イヤイヤ、と頭を振る。葉太郎くんも熱だし、
···何よりスウさんが隣に居てくれる。いやはやめっちゃ嬉しいいい!!
[···飲み物··取っ··て···くる····か···ら······、ちょっ··と·····待っ···てて·····。]
[·····]
頷いた。その時、ヒリヒリする喉にググッと負担がかかって苦しくなった。