第13章 熱出しプリンセス ―ー―ー―ホストナンバー4
あ、その前に、とそれまでの経緯を話し、
[くっ···くくさんにお腹をキスされたり舐められたりしたんです····!!]
と白状。何か誰かに話さないと胸がつまって爆発しそうだったから良かった。
[····そ···う······························]
そして、スウさんはいきなり私の顔に美顔を近付けた。
えええ、ええヘエええ·····!!!て、ええええ!!!
心臓が急な出来事にドッドッと動き出す!思わず目を閉じてしまった。
ハッ!何してんだ自分!!ーーーーと、
こつん。
わっ!??
[···ま··た······、熱··が····上がっ··てる······、······ど··うして·····?]
[!!!]
私の顔が一気に赤くなったのが分かった。
スウさんの冷たくて美しい形のオオオオデコ様が私のキタナイオデコにくっつ····イヤもう考えない!!
[···話して··い··る·······最中···も········、·····そう··だった···けれど····、······近··付く··と····一気··に···顔··が赤く···なっ··て···いく··········]
目をギュッと閉じているからスウさんの声がもっと聞こえる。
聞こえてしまう。こ、この人自分の美しさ全然分かってないっ!!!!
スッ··とオデコが離れていくのを感じ、ドキドキの速度が徐々に遅くなる。ホッとした··!う、
[ゴボッ、ゲホッ!] うげ。すんごい汚い声出しちゃった···というか喉痛いし違和感ツラい··。
[···大···丈夫···········?]
と、こんな女子の熱うつるかもしれないのにとっても優しく気にかけて下さった··とジィーンとした私に、
[···のど··飴·······]
といつ買ってくれたのかスウさんがのど飴(しかも私の好きな味!)を私にくれた!![ありがとうございます··!]
[···ううん···。無··理に····喋ら··なく·····て····い··い·····よ·······喉··辛··そう·····だ····から···········]
と私の口にゆっくりとのど飴を入れてタオルを変えてくれた。
ずぃんぅぅ···と心にきた。ずっと私の側に居てくれる。