第13章 熱出しプリンセス ―ー―ー―ホストナンバー4
[・・・?]
目が点になり、口は簡単に書かれた犬の口みたいになった。
[大丈夫?もしかして食欲あんまりないっ?]
と、私を心配してくれて眉を少し下げる超イケメン隼人様に1秒でも早く[めっちゃ美味しいです!!もっと食べたいぃ~~!!]って言いたいのに口の中がドンドン濁って言葉が出ない···!!
[!!(フルフルフル)]
[そう?なら良いんだけど··]
となおもちょっと心配そうな隼人さんを見て、私は私の舌を恨んだ。
も、もしかして熱のせいで超不味く感じる~なんてそんな感じだよねオ゛エ゛ッ。
と、とととというか
[あとタバスコ10個入れて]
[いや待て待て待て待てっ!!]
と思わず1個丸々タバスコを入れようとする悪魔野郎の腕を止めに行く!!
[え···立ち食いで··何あんたも熱?イヤ、インフルエンザ??]
香りだけでもう辛いお粥から湯気が出ていて余計辛い。
[そう思いたきゃそう思えば良いんじゃない?]
と言った後直ぐにドバアッとタバスコを入れ始める。
[・・・・・]
もう··あんまり気にしてもしょうがない。とフラフラと椅子に戻る。
隼人さんの作ってくださったお粥は、お気持ちだけ貰わせて頂きます···!!
本当にすみません!!あなたの料理は私なんかの口に合いませんでした···。
[··········································]
不意に、スウさんが何か湯気が立っているお皿を持ってきた。
自分用の朝ごはんがな゛··。どんなのだろう!?
と、ちょっとチラッと見る。ん、これ
[···食べ·····て·····················、]
スウさんが私の口にお粥が乗ったスプーンを。
[!!!スウざあんっっ!!?]
と一気にブワワッと涙目になる!
スウさんまで、私のお粥を作って下さった!
そして···、
[···あー··、ん···············]
たたたたたたたつぅたぅたわわあたたたたたたたべさせようとっ!?
た、あーんにいつもより吐息がかる。
その声は艶があり過ぎてなんともセクシー。
スウさんの瞳は、何も考えていないようだから怖いけどその瞳は無で綺麗な白い肌も何か·····
全体的に色っぽい·············!!
[イヤ··、]