第13章 熱出しプリンセス ―ー―ー―ホストナンバー4
[お腹空いたんじゃない?朝ごはん]
と、リビング的な所のキッチンに隼人さん、スウさん、悪魔野郎··と申し訳ない事に私1人だけ椅子に座って超豪華な朝食!!
私今世界1幸せ。
でも、こってりしたものは食べられないな··。喉に痛みを感じる。
私の左隣に隼人さんがきて、
[どう?山田のお粥、作ってみたよっ!]
と、コトッとホカホカの美味しそうなお粥を出される。涙出そう。もろい。今すぐなぜか謝りたい。
[ああありがとうございます··!ゴボッ、ほ、本当に頂いてよろしいのでしょしょうか···]
[もちろんっ!]
も、もふふ免疫弱ってるところにイケメン様様の輝く爽やかな笑顔とか··直視どころか左もう見れんな。と右に首を傾けて
[いただきます···!!!]
と隼人さんの視線をバシッバシ感じてめっちゃ遠慮してスプーンにちょこっとトロトロしたご飯を乗せる。ウウンオイチソウ!!
[あ、山田]
[何です··]
左の髪を、スッと耳にかけられた。 ぬ、ぐ···!?
[髪、つきそうだったから気を付けてね]
[は··はい]と私はお粥の方を向き、顔から煙が出そうだった。
男に、それも美男子様々に髪をかけられた事なんて無かったからもう激ヤバイっす。
隼人さん慣れてそうだからな~··こりゃモテる。
[いただきます!]
と、今度こそ髪をつけないように気をつけてスプーンを口に運ぶ。
[っふっアツ··!] [大丈夫っ?フーしてっ]
優しく言われて、少女はとろけそうになったとさ。
[ふー··っ、フー。]
とフーする私を見て隼人さんはフフッと微笑んだ。
ややややめろおおお!!めっちゃ恥ずかピーーよッッッッッ!!!!
フーしてちょっと冷えたお粥を乗せたスプーンを口に入れる。
[···ーーーーーーーーー!!!!??!?!?]
口にビリリッと衝撃が走った!!な、ななななにコレ!?
超不味い、味崩壊してる!!!!!
なんかみるみる内に顔が青くなっていく[ええええええと?]
隼人さんドS!??!
[お粥に、唐辛子いっぱい振りかけたんだ菜太郎がこれでいいじゃないって言ってたから自信作っ!]
口ン中壊滅的だわ悪魔!!キッ。
[このお粥まだある?]
悪魔は、悪魔のようなお粥を何十杯も食べていた。