第13章 熱出しプリンセス ―ー―ー―ホストナンバー4
と、
いうか。
[Jk昨日は楽し[ヌバアッ!!]腕いっぱい振り上げてくくさんの口へ横にチョップをくらわす!
[山田···ッッ??]
きき··昨日の後遺症残っている気がする。
昨日のことが起きる前までは(美だけど)変態ゥゥ··って感じだったのに今は···何か隼人さんとかスウさんとかと話すくらいかそれ以上にドキドキする···!
こ··これはもしかして、
・・・警戒心を抱いているかもというか抱いている!!そして、
[二人とも部屋で休んでなよっ!]
と、隼人さんが葉太郎くんのおでこに冷たそうなシートをベタッと貼る。[冷たッッ··!!]と葉太郎くんがおでこをおさえる。
熱を出したせいだ!ウン!明日には無くなるでしょう!
と明日のドキドキ予報を考えてクラクラしている私に、隼人さんが、
[山田も]
と、[ひゃっ··]と私にも冷たいシートをペタッと優しく貼って下さった!![大丈夫?冷たすぎない?]
[はいいっ!]ちょ、ちょっと貼る時手が少しおでこに当たって隼人さんとの距離が近くて···ねねね熱上がる!!!
[オレと貼り方違[じゃあ葉太郎は頑張って部屋に戻って!]
と、ああ··と言いながらちょっと不満そうにフラフラと部屋に戻る葉太郎くん。
その弱々しい可愛さに興奮する私。よし。私も戻ろう。
あ、イヤイヤ、
[お世話になりましたまた今日の夜!]
ズビッとして早々に立ち去って学校休もうとしたら、[っ待って!]
と、パシッと手を捕まれた。その熱の私にはちょっと冷たく感じる美男子様々様々の手の感触は、ああああああ美しさって罪過ぎるわ心臓枯れ果てる!!!
手の脈の血が回って手から心臓の音が伝わりそう。
伝わってないよね手汗かいてるかなああああ·····!!!
[あ、あの···私帰]と、隼人さんが私の手をはなしてケータイを取りだし[すみません。隼人です。··ええ、ええ、鈴さんが熱を出してしまったみたいで···]
その後ウンハイエエを繰り返して隼人さんは電話を切る。
[山田、今迎えにこれないから迎えにくるまでここにいてってさ]
と、手を引かれ、ポカーンと脳内おばあちゃん何してんだ早く迎えにきてくれ!!
あ、と気付いた。今日土曜日や。