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ボスとマフィア

第7章 新しい環境に溶け込もうとしている今


午前中はここで切り上げてエミリー達は近くのレストランで昼食を取った。
「はぁーお腹すいちゃったな。」
どさっと席に着いてメニューを開いたエミリーは笑顔だった。
「俺チーズバーガーにしようっと。」
ベンジャミンが嬉しそうに言う。
「俺はベーコンエッグバーガーにしようっと。」
ノアが舌をなめて言った。
それぞれがメニューを決めると店員を呼んで注文をした。その間もエミリーの父の話をしていた。
「エミリーは父に会ったらどうする?今の現状を話すのかそれともやりたいことある?」
メイソンがわくわくしてエミリーに聞いた。
「そうね。話したいことはたくさんあるけど今の現状は上手く言えないわ。だってこれ以上心配はかけたくないもの。だからみんなにお願いがあるの。もしお父さんが見つかって会うことができたらみんなのことは友達だっていうことにしたいの。ダメかしら?」
「いいんじゃない。じゃあそうしようぜ。」
ジャックが頷いてみんなに諭した。それにみんな頷いた。
「みんな、ありがとう。」

暫くすると料理が運ばれて食べながら話した。
「そう言えばエミリーの父が昔働いていた所って覚えてるか?」
ジャックがエミリーに真剣な表情で聞いた。
「車の部品を作る工場だったみたいね。でも工場の名前はわからないわ。ああ、そこがわかっていれば訪ねることができたのに。残念ね。」
エミリーはため息をついた。
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