• テキストサイズ

ボスとマフィア

第1章 プロローグ


それから両親はエミリーのいじめについて一生懸命に考えてくれてエミリーも家に引きこもるようになったがそれでも母はエミリーの超能力が諦めきれずに大会に出させていた。しかしこの時から母の態度が一変したのだ。なんと第2のエドガーと呼ばれていたエミリーに対し第2のジーン・ディクソンという強敵が現れたのだ。彼はエミリーよりも幼く6歳という若さで最年少として躍り出たのだ。今まではエミリーが超能力界の最年少記録を塗り替えてきただけあって母は顔面蒼白となった。
そんな強敵のスゴさはジーン・ディクソンの再来と話題になってしまった。
ジーン・ディクソンはアメリカ合衆国の占星術師である。超能力者と位置付けられることもあり、かつて日本ではノストラダムス、エドガー・ケイシーなどともに『世界三大予言者』の一人とされていた。ケネディ暗殺を予言したとして有名になったが、外れた予言も多いことで知られる。そのことから、当たった予言に比べて外れた予言が忘れられがちなために、実際より的中率が高いように思い込まれることが、『ジーン・ディクソン効果』と呼ばれたりしている。なお、彼女の名前は日本では『ジェーン・ディクスン』、『ジーン・ディクスン』などと表記されることもある。またジーンは1997年1月25日(93歳)に死没している。そんな彼女の再来と呼ばれた少年は彼女と同じく占星術を得意としており世界をあっと驚かせてしまったのだ。
これにエミリーは闘争心をますます燃やしていたが母は”あなたの時代は終わったのよ”と言って会場を後にした。
エミリーはなんとか母を説得して大会に出ようと思っていた。なんとしてでもあの子に勝ちたいという思いだけが強くなっていった。


/ 120ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp