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ボスとマフィア

第4章 必ずしも正義が勝つとは限らない?


「何だ?何だ?」
今都会のど真ん中で騒ぎが起きている。
「何なのよ。前が見えないわ。」
街中は瞬く間にウィルスに侵されていた。
そしてエミリーは爆破予告と共に次のメッセージを放った。

5102 401 2696602101000013 8106
10000441001044106 96311000110910001  1100001000010 0100001100310000 488132610004

0461000 2010004

またしても短い数字でこう綴られていた。この数字の意味をおわかりだろうか?
「ウィルスは充満しているようね。」
エミリーは椅子から立ち上がり階段を上がっていくと窓の外を見た。この研究チームは地下も合わせて4階まであるという。決して建物自体はそんなに高くはないが窓もあり暗い室内ではなさそうだ。
「何だか面白いことになってきたな。」
メイソンがワクワクして言った。
「でもここからが本題よ。計画はまだ終わっていないんですもの。」
エミリーは窓の外を睨み道行く人々を見下ろした。
「超能力はこういうことに使わなくっちゃね。私は正しいことを訴えているだけなのにねえ。この人達たっらおかしいと思わない?」
鼻であざ笑うエミリーはすでに人間としての感情を失ったのだろうか?楽しい時の喜びや悲しみそして何もない屈託な笑顔はもうそこにはなかったのである。エミリーは以前超能力で人を死なせたが死体を見てなんとも思わなかったのが不思議であった。人としての感情すら見えなくなってしまったエミリーは此の先どうなっていくのであろうか?
エミリーは満足そうに窓の外を見終えると階段を下りて地下へと戻って行った。
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