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ボスとマフィア

第2章 新しい世界の始まり


次の日エミリーはボスとともに病院へ行った。腕の腫れは1週間で引くとのことで薬をもらて車に乗り込んだ。
「ちゃんと塗っとけよ。」
「はーい。」
ノアはこんなガキのために時間を使ってと文句を言っていたが。
「この日はエミリーにやってもらいたい事があるんだ。」
ジャックはエミリーにそう言ってある場所を案内した。
「ここはどこなの?」
みんなで行くとバレるからジャックはベンジャミンとノアに見張りを頼んでエミリーとメイソンと建物の中に入った。
「ここはNorth digitalと言うコンピューターの会社さ。」
ジャックはエミリーとメイソンを手招きした。
「ここに入るには理由が必要だからお客様として入るんだ。それでトイレを貸して欲しいと頼む。いいな?」
ジャックの言葉に2人は頷き建物の中に入って行った。
自動ドアから中に入るとロビーは思ったほど広かった。
「いらっしゃいませ。本日はどのようなご要件でしょうか?」
事務の女性がカウンターからにっこり微笑む。
するとすかさずジャックが理由をつけて言った。
「すみません。新しいマイクロソフトを依頼したものなんですが。」
「わかりました。少々お待ち頂けますか?ここにお名前と電話番号をお書きください。」
ジャックは別名と偽番号を書き終えるとロビーのソファーに腰を下ろした。
「ねえ、トイレに行ってきてもいいでしょう?」
「ああ、俺も行きたいな。」
口々に合わせる作戦も成功して3人はトイレの場所を事務の方に教えてもらって歩き出した。
「走るとバレるからな。」
ここからはジャックとメイソンはトイレに行きスーツに着替えエミリーも綺麗な服を着せてもらいエレベーターで34階に上がった。
「うわあ、外の景色が綺麗だね。」
ガラス張りのエレベーターから外の景色を見るとだんだん人が小さくなっていった。そしてあっという間に34階に到着した。
ジャックはエミリーにある部屋に入るように言った。
「ここに入るんだ。」
「何をすればいいの?」
ジャックはメイソンにも部屋に入るように言い3人で部屋に入った。
バタン!!
部屋の中に入るとデスクには何台ものパソコンが置かれていた。
「これからのことは小声で話すから用心して聞くように。」
ジャックはエミリーにそう言って窓のブラインドを閉めて明かりを小さくした。そして防犯カメラが設置されていないかチェックした。
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