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サンロクゴ

第9章 3月 【柔らかな風の吹く日に】黒バス/青峰/and more









✳︎「1月【二人きりの夜ばなし】黒子のバスケ/青峰大輝」のつづきとなっております









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まだクソ寒い1月にノトに会いてぇと思ったのは、ほとんど衝動に近かった。

初詣の最中、さつきが例の情報網で今年桐皇を受けるめぼしい選手を耳元でしゃべり出し適当に聞き流していたら、最後に聞こえた名前に身体中が疼く。



『ノトちゃんも受けるんだって、桐皇』



中学んとき、ノトが俺に特別な視線を送ってたことは気付いてた。

俺も同じ気持ちかよく分かんねぇで、いろんな感情が絡まったまま卒業をして、でもノトにまた会えんのかと思ったらいてもたってもいらんなくて、ただ会いたいと思った。




お前を好きだと気付かされた、1月だった。




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