• テキストサイズ

delivery start【KJ∞】

第2章 非日常…?


ガション!

よし、宅配行きますかー!
スマホで調べよ…









「う、わぁ…」

着いてみるとそこには15階程もあるマンションが…


「ここの808号室か…真ん中あたりだろうけどそれでも高いだろうな…」

エントランスのインターフォンを押す。

ピンポーン…

Pp…
『はい』

「あ、お待たせしましたーカレーハウスfastですー」

『あぁ、はい。』

と、解錠される。

「ありがとうございます」

エレベーターに向かい、上ボタンを押す。

それにしてもしぶたに様とは…
どんな人かなー。

微妙に声がすばやんに似てたなぁ…
でもだからって本人なわけないない。

そういう芸能人にあったことなんてないし。

よくSNSで「○○と会って写真撮ってもらった!」みたいなの見かけるけど、自分に起こるわけのない出来事だと思ってる。

と、エレベーターが1階に下りてきた。

8階、8階…











ゥィーン…

808号室は、っと…
ここか。
角部屋だ。

ピンポーン…










遅いなぁ、出るの。
次も宅配入ってるかもしれないから早くして欲しいのに…

ガチャッ


「お待たせしましたーお先に商品で………」

?!?!

こ、え、あ、あ、

「ありがとう」

その声は愛してやまない声。

いつも音楽プレーヤーで聴いてる歌を歌ってる声とまた少しちがう、普段の声。
MCで聞くような、ちょっと気だるげの…

「?」

「す、すばやん…」

フリーズしていたわたしからでた言葉はそれだった。

宅配に来たというのに商品を渡そうとしたまま固まっているわたしを不思議だというような顔で見ている。

「…カレー…」

その一言にハッとして急いで、「こちら商品です!」と渡す。

/ 189ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp