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delivery start【KJ∞】

第5章 友達以上は、何て言うの


その後も他のアーティストさんの曲を歌ったり、関ジャニ∞の歌を歌ったりした。

錦戸さんは、わたしが筑前煮にしなかった理由を聞いて以降、真逆とも言えるほど態度が違った。

錦「お〜し!浪花ァ!歌うぞ!」
時々、浪花ちゃんではなく、浪花と呼ぶ。いや、むしろ浪花の方が割合が多くなってきた。

横「もおーどっくん、浪花ちゃんのこと気に入りすぎやろお」
渋「亮、あんまし霄ちゃん困らしなや」

最初は渋谷さんも「あかん!近づいたらあかん!」と警戒していたが、今では呆れてきている。

錦「アイスクリーム歌うぞ!」

「え!安田さんいますよ?!」

安「別に浮気とちゃうから歌ってええよwww」

「モノマネNo.1決定戦でご本人登場みたいな気分ですよ…」

あっひゃひゃひゃひゃ!!と横山さんが笑う。
わたしがなにか言うと毎度毎度爆笑してくれるけど全然面白いとこなかったくないですか。
横山さん曰く、「すばるが言うてたのもなんやわかるわぁ!」とのこと。

何て言ってたんですか、すばるさん…

安「あ、振り付けわかる?」
「振り付け?!振り付けまでするんですか??!」
錦戸さんの隣で歌うってだけでいっぱいいっぱいなのに?!

渋「可愛く歌うだけでええやろ」
ふはははっと笑うすばるさん。

あっ!

「錦戸さん!すばるさんと歌わなくていいんですか!」
錦「おん。今すばるくん、浪花で大変やからええねん。」
??
わたしで大変?
渋「亮!!余計なこと言いなや?!」

すばるさんが顔を赤くして慌てる。

丸「あっ!浪花ちゃん、僕とあとでパンパンダ歌お~」
人懐っこい笑顔で丸山さんが曲を入れる。

曲を入れるって…決定なんですね…

こんなペースでほぼ休みなしで歌ってる。

ちなみに、すばるさんとだけ、デュエットを組んでない。
…組めるわけがない…。

村「そろそろすばるとも歌ったってや」

渋「せや!誰が連れてきた思ってん!俺やぞ!」
ムキャー!っと手を挙げ抗議する。

「誰ですか、メンツを秘密にして連れてきた方は」

渋「…俺やけど!しゃーないやんけ!誕生日に会いたかってんから!」

〜っ!

思わぬ発言に言葉を失う。


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