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delivery start【KJ∞】

第5章 友達以上は、何て言うの


はぁ~ほんま、すばるはすごいわぁ~とか言ってる声がする。

そんな中わたしは声を発せずにいた。

渋「霄ちゃ、!」

渋谷さんの呼びかけに、ハッとした。

「と、鳥肌、たちました、」
歌の途中で何故か、涙が溢れた。

どんな曲も、自分のモノにしてしまうほどの力だと思ってはいたけど、ここまで凄いなんて。
生で聴けるなんてなんてわたしは今幸せなんだろう。

いや、今だけじゃない。
渋谷さんに、関ジャニ∞に出会った時点で幸せだったんだ…。

そう、痛感した。

渋「ちょ、霄ちゃん、」

渋「俺の約束、」

…あれ、約束だったんですか…?明らかに命令でしたよね…?

村「あれは命令やろ」
冷静に村上さんが指摘する。


な、名前、すばるって呼べってやつ…

「す、」

ジッと視線を感じながら、静けさが訪れる。

あぁ、言うの待ってる…
名前を言うだけなのに、なんでこんな緊張させられてるの…

あの強い、眼力で、渋谷さんがわたしを、見つめる。



「す、すば、る、さん」

ようやく絞り出した言葉はたどたどしく、震えてしまった。

渋「おん」
と渋谷さん…じゃなくて、すばるさんは、ものすごく優しい顔で笑ってくれた___________












大「ヤス、」
安「んー?」
ヤスに耳打ちする。
大「もう凄い明らかやと思うねやけど…あれ、好きやんな?」
安「まぁ、そやね…気付かぬは本人達のみ、ってとこやろなぁ」

やっぱりそう感じてるのは俺だけやなかった。多分もうみんなそう思ってる。
それに浪花ちゃんは、言葉足らずなすばるくんの発言にも聞き返すことなく、言葉を返している。
信ちゃんレベルの汲み取り上手や。



…見ててむず痒い。




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